彼女のこんだで帖 とてもやさしい短編小説&レシピ
書店に平積みされていて
本のターゲット層ではないとわかりつつも
手に取ってしまった一冊です。(^^;
でもでも、作者を見ると「角田光代」
映画にもなった『八日目の蝉』の作者ですよね。
私はこの映画、映画館で見ました。
かなり衝撃を受け、名前を憶えていました。
思わず「あの作者か!」と(笑)
『彼女のこんだて帖』について
本の内容としては、実は短編集でした。
ただ、短編各話がどれも8ページ程で
さっと読めてしまうのに
心に刺さったり揺さぶられたり。。。
感性豊かな若い時期にこういう本を読んでいると
いい大人になるんじゃないかなぁ~なんて
老婆心ながら思います。
若者よ!本読め、そして恋せよ!(笑)
小説は「1回目のごはん、2回目のごはん…」
なんて形でそれぞれの話が進んでいきます。
そして、1話完結のお話と思いきや
ちゃんとそれぞれに繋がっていって。。。
まさに現実のお話のよう!
長く付き合った男と別れた。だから私は作る。私だけのために、肉汁たっぷりのラムステーキを!仕事で多忙の母親特製かぼちゃの宝蒸し、特効薬になった驚きのピザ、離婚回避のミートボールシチュウ―舌にも胃袋にも美味しい料理は、幸せを生み、人をつなぐ。レシピつき連作短編小説集。
- 食事と向き合うということは人と向き合うということ
- あなたはあなたの食べたものでできている
私は読みながらこんなフレーズを思い出しました。
どこかで聞いたような、当たり前のようで
日々の忙しさのなかで丁寧にできないことを
思い出させて、あるいは気づかせてくれる
やさしい一冊ではないでしょうか?
買う前にどうしても、少しでも
内容を知りたいというのであれば
本の名前で検索すれば内容を記載している
ブログが見つかると思います。
でも、おススメは、前提知識なんてないまま読んでみて
自分の感じるまま、その時の感情のままに
感動するほうがより楽しめると思います。
そして、何度でも楽しめる本ではないでしょうか?
だからこの本のレビュー的なものや内容について
詳しくは敢えて触れないでおきたいと思います。
もうひとつ、「あとがき」までしっかり読んでください!
これ、絶対です!!
出てくる料理について
この本は巻末にレシピも載ってました。
どれもおいしそう!(笑)
こんな手料理作ってくれる女欲しいわ!!
以前ドラマ化してました-たべものがたり 彼女のこんだて帖
私は知りませんでしたが、実はNHKのBS?
でドラマ化もしていたみたいです。
追記:『彼女のこんだて帖』限定カバー
私が載せた本の写真もそうですが
今、本屋さんでは「自分ツッコミくま」で
人気のナガノさんイラストの限定カバーで
発売中のようです。
どうやら数には限りがるかも?
気になる方は書店でチェックしてみてください。
こちらにも記載があったので
載せておきます。
参考:あなたは半年前に食べたものでできている
少し古い本になりますが、こんな本もあったので
ご興味あるかたは読んでみてはいかがでしょうか?
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